2015年09月28日

残す?残さない?

当院は単科の精神科です。オーダリングシステム、院内を管理するファイルメーカーがあるものの、完全な紙カルテです。スーパー救急を取っている関係で患者さんの出入りが激しく、3か月で患者さんを退院させないといけないので、結構シビアです。


私が管理士に専念し始めてから一番の悩みは今までの50年分のカルテを残すか残さないか・・・ということでした。幹部の間でもキレイに意見が2つに分かれていて、残す派と残さない派の数も2対2位で全く決着がつかない状態です。


今回の学会で開院以来全てのカルテを保存しているという発表をした病院がありました。私はそれを聞いて困り果ててしまいました。本当の所、10年以上経過したカルテは破棄するつもりで梱包をしていたのですが、今回の学会のスローガンが「診療録はいのちの記録」だった事もあり、そんな大切な命の記録をいとも簡単に捨ててしまっていいのか・・・・と思い始めました。現在、私の管理下にある場所は院内に2か所、敷地内に倉庫を2つ持っています。開院から50年、本当に何も手を付けずにただ放り込むだけのカルテ管理だったので今本当に苦労しています。ルールのない分冊、保管場所のいい加減な管理・・・・学生セッションで電子カルテありきの発表をしていた学生がこんな田舎の単科の精神科に就職を決めたら、1年位でうつ病になるかも・・・なんて思っています。


管理室ができて1年、いまだにカルテを捨てるのか、捨てないのか迷っている自分がいます。さて、どうするべきか。
posted by トゥーラン at 15:55| 長野 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療情報管理士@資格取得後 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

披露困憊

学会から帰ってきて10日。

この10日間の間にとあるところへ行っていました。


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北陸のみなさんにはおなじみのところかと。私、初めてここに行った時「なんじゃこりゃ!」と思いました。

福井県三国にある芝政ワールドというところです。ツレが夏の3か月間ここのフードコートの責任者で行っているのでお手伝いに行っています。この夏、ほぼ週末はここで焼きそばを焼いていました。夏真っ盛りの時は鉄板が熱くて顔が焼けた位。いまだにその後遺症(?)で顔が黒い。もう私の年齢になると日焼けは大敵。毎日アロマの先生に教えてもらった化粧水で顔をパタパタしていました。


過去3年ここで夏を過ごしたけど、今年が本当によかった。ツレもそれを認めており、今年は本当にいいアルバイトの子たちが集まりました。東京からひと夏来た高校生は本当にいい子たちで彼らが帰った日はお兄さんもお姉さんもおじさんもおばざんも「3人組ロス」を発症して泣いていました。3年前から仕切りたがりのおばさんも今年は大人しかったし、ツレの下で働いてくれた副店長(♀)もよく働いてくれました。こんなにこの地から離れるのが辛いなんて今までなかった事。本当にいい夏でした。


ようやく先週から自分の家で週末を過ごせるようになった私。


疲れと咳喘息を発症し、ほぼ寝たきりです。仕事以外はうちで寝たきり。辛うじてごはんが作れるようになりました。今日はようやくお昼のお弁当を作れるようになりました。少しづつ回復はしているけど、まだまだ・・・来年もここへいきますか?と聞かれたら今は返事ができないけど、しっかり休んで時間が過ぎたら、きっとまた行こうと思えます。



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私の一番好きなショットです。
posted by トゥーラン at 15:36| 長野 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月19日

第41回診療情報管理学会へ行ってきました〜学生セッション編〜

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2年連続での学会出席はないよなあ〜と半ばあきらめていた学会に参加してきました。

毎年の事ながら、マイナス条件しかないイナカで・・・精神科の単科で・・・DPCもガン登録も関係ない、コーディングもあまり関係ないあたくし、学生のみなさんの初々しいスーツ姿を見ながら「よし!!頑張るぞ」なんで心の中で思いつつ、1日目の開会式、ランチョンセミナーのチケット取りに勤しみました。そして、学生セッションの中にいくつか興味あるタイトルもあった為、いくつかの会場をまわってみました。

毎年の事ながら、多少イビツな部分も感じながら発表を聞いていましたが、内容で気になった事がありました。

学校のカリキュラムがそうなっているから仕方ないのかもしれないけど、まず電子カルテありきの内容ばかり。紙カルテは時代の遺物のように扱われているなあ〜と感じてしまった。紙カルテと電子カルテ、どちらも適応できる〜〜という発表がありましたが、内容は「うう〜〜ん」でした。

まずは紙カルテでしょう・・・元は紙に書かれた情報を拾いだしてゆくのが本来の姿です。その中からカルテの向こうにいる患者さんの姿をイメージするのが一番ではないかなあ〜と感じます。


おりしも今回の学会のテーマは診療情報はいのちの記録です。


このタイトル、すごく重いものだと思って参加しました。私達は決して特別ではない「普通の人」のカルテと毎日向き合っています。PCが記録をしないとは言わないけど、でもやっぱりベースは紙なんですよね。そして、日本国内、紙ベースでの病院はまだまだ沢山あります。学生、みんなが電子カルテの病院に就職できるわけではないんですよね・・・

私の病院も100%紙です。毎月毎月恐ろしい程の紙カルテがカルテ庫にやってきます。


学生さん、教わってきた事と現場は全く違うんですよ〜と言いたい。でもね、一つ言える事は毎日の仕事や記録によって「命の息遣い」を感じる事ができます。そんな小さな事を感じられる管理士さんになって欲しいです。

毎年、この学生セッションには疑問を持ちつつも中にはとても面白いものもあるので、オバサン面して参加しています。
posted by トゥーラン at 14:25| 長野 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする