2014年10月17日

危険ドラッグの罪

この1年ほどで危険ドラッグを使用したことにより入院される患者さんが増えてきました。

先月、やはり数年前から危険ドラッグを不定期に使用していた方が治療の末退院されましたが、サマリーを読む限りまた危険ドラッグに手を出しそうな気がします。


主治医のつけてきた主病名は「残遺性障害。F16.7でいいのかなあ〜と思います。

《残遺性障害》  急性期の症状が改善した後に心身の消耗状態が起きることをいう。

この患者さんは若い頃インドで大麻を覚えてしまい、帰国してからはすっかり忘れていたようですが日常生活の苦労やストレスにより危険ドラッグに手を出してしまったとの事。


精神科にも危険ドラッグ絡みの患者さんが入院する時代になったのだと思いました。


この患者さん、奥さんもお子さんもいて家族の大黒柱です。そんな大切な人が何故危険ドラッグに手を出してしまうのだろう・・・なにか心の中にあったのかしら・・・奥さんに話せなかったのかしら。いろんなことが過ぎります。

退院後は家族と一緒に生活し、理解のある会社の上司のおかげで働いてゆくことは可能なようです。


頑張らなくていいから、何か心に歪みが出てしまったら家族に話して欲しいと思います。自分の中で決着はつかないのです。つかないからドラッグに手がのびてしまったことをちゃんと理解してほしい。そんな患者さんを受け入れてくれた奥様とお子さんを大切にしてほしいです。


たかがF16.7という数字の羅列の中に秘められる人間の葛藤をひしひしと感じたコードでした。







posted by トゥーラン at 14:08| 長野 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

ドラッグにはまる人いるんですね。

私でも目の前に出されてどうぞと言われたら断れないかも。
Posted by 大変ですね 改めて さいたまより at 2014年10月19日 21:06
☆さいたまさん☆

コメントありがとうございます。危険ドラッグは本当に簡単に手に入ってしまいます。お恥ずかしながら、入院中の患者さんに病棟に持ち込まれたこともあります。

さいたまさんも絶対に手を出さないでください。

人生が壊れてしまいます。
Posted by トゥーラン管理人 at 2014年10月20日 15:50
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/407278452
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック